2011年3月8日火曜日

巨大翼竜は飛べたのか

YSFCブログで紹介されていた本。面白かった。
ブログにも書いてあったが、私の興味がありそうな部分は後半の一部分。本屋で取り合えず手に取る。はじめにを読むと「最終章を理解するためにはどうしても必要なので、是非とも前半部分も読んでいただきたい。」とあったので、購入しました。


「計測してデータを取り、それを分析して、実際に起こっている現象と自分のイメージとのギャップを埋めていく」事は大好きなので、この本のデータロガーを使ったバイオロギングは面白く読み進めました。
第4章からは興味のある鳥が登場してきたのもあり、のめりこんで読んでしまいました。
読み終わったのは午前2時。本を読んでの夜更しは学生時代いらい始めてかも知れません。
あまりに面白かったので、本の中のグラフに、今製作中のBird01のデータを入れちゃいました。(比較する意味は無いけど、気分と言うことで)

翼開長に対して、翼面積が大きく、体重(全備重量)が小さいBird01。
筋肉でなくモーターで動くBird01は、この体重でも非力ではない。8Hzで羽ばたき飛行してます。
ミズナギドリの離陸着陸羽ばたき周波数とほぼ同じ羽ばたき周波数でBird01は飛行しています。飛行ビデオを見ると、鳥の離陸時の羽ばたきの様子に似ているように思えます。現在、ハイスピード動画解析中。終了までもう少し時間ください。
翼竜について
私も佐藤先生のイメージと同じです。
無風で平地から離陸できなければ、生き残れるわけがありません。
数億年前、地球気候の大変動が起き大絶滅(確か、地球のコアから溶岩が噴出し、Co2密度が高くなった)
特殊な呼吸方法を編み出した恐竜が大繁栄。その一族である翼竜。
翼竜が誕生した時は今よりCo2密度が高かったと思われる。
本では「空気の作用が違うのでは?」と言う疑問
翼竜誕生当時は、空気の作用は今と違ったと思われる。しかし、現在に近づくにつれCo2密度は現在の値に近づいているはず。
しかし、翼竜は大型化し益々反映していた。つまり、空気の作用は今と同じなのに、翼竜は飛んでいたはず。
確かに佐藤先生のデータから見ると、筋肉量不足で離陸できないことになってしまう。
たとえば、特殊な呼吸方法。これは、恐竜の末裔である鳥も同じなのだが、翼竜は鳥の先祖の恐竜達よりもっと優れた、酸素取り込み術を持っていて、その一族が翼竜となって、大繁栄したとか?
私は、専門ではないので、これを確かめる術はありません。

2 件のコメント:

  1. よかったですね!!
    エントリーUPした甲斐があります。
    赤丸、小さくてしばらく探してしまいました。
    簡単な解説を加えてもらえると、Bird01の位置づけもよくわかるとおもいます。

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  2. 解説追加しときました。

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