現在飛行可能な3D-FO(3D-IFO改名)である栗田機と須賀機を借りて、比較飛行テストを行いました
栗田機
まず、離陸しない程度のスロットルでタキシングを行いました。ラダーにスムーズに追従し、初心者の練習機にもってこいのようです。スロットルを少し上げ、速度が上がったところで、エレベータを少しアップにします。すると、スムーズに離陸していきます。体育館を広く使った8の字飛行ならラダーエレベータのみの操舵で行える安定性が確認できました。その後、宙返りやロールなどにトライしています。簡単なアクロ飛行なら十分可能なことも確認できました。
動画はカメラの角度が上過ぎて飛行機が写ってない場面があります。
須賀機
メカ搭載されていなかったので、現場で搭載し飛行しました。
受取った時点で脚のカーボンロッドの一部が折れかけていました。瞬間接着剤で補修しましたが、脚の踏ん張りが少し不足している状態となっています。
タキシングがスムーズにできないのは、脚の問題と思われます。
離陸がスムーズに行かない問題
動画では、主脚と尾そりの高さの差が不足していてタキシング時に、十分な主翼迎角が得られないと説明しています。後で調査したところ、エレベータのアップトリムが大き過ぎるのが原因と解りました。ですから、ニュートラルに戻せば、離陸時、過度に速度が必要だったり、離陸直後に頭上げの挙動は無くなると思われます。
動画はカメラの角度が上過ぎて飛行機が写ってない場面があります。
��機の違い
栗田機
翼面積:13.8dm2
全備重量:95.5g
翼面荷重:6.9g/dm2
翼縦横比:1.7
重心位置:18%(平均翼弦)
須賀機
翼面積:19.9dm2
全備重量:157.2g
翼面荷重:7.9g/dm2
翼縦横比:2.0
重心位置:22%(平均翼弦)
重心位置は栗田機の方が前方にあり、安定が大きいセッティングになっています。
これが、飛行していて栗田機に安定感がある理由と思われます。
速度は、翼面荷重が大きい須賀機の方が早くなるのはしかたがありません。
しかも重量は栗田機に比べ1.5倍あるので、墜落した時の衝撃はかなり大きくなります。
しかし、使っているカーボンロッドの太さが同じなので、壊れる確立が大きくなってしまいます。
重心位置はメカの搭載位置で変えられますが、飛行速度、壊れやすさは簡単に改善できそうもありません。
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