2013年8月28日水曜日

羽ばたき飛行 調査

先日のテスト飛行でうまく飛行できなかったUNA3-TB30。
問題点を調査しました。

羽ばたき上げ下げ位置
最初の画像は第135回F西多摩体育館飛行会(2012/12/02)と第141回F西多摩体育館飛行会(2013/08/25)での羽ばたき上げ頂点画像を比べたものです。


羽ばたき上げ位置が低く、羽ばたき下げ位置の下になっています。これでは、上半角が無い飛行機と同じ状態になってしまいます。
つまり、一旦傾いたらどんどんバンクが大きくなっていってしまいます。
クランク軸と羽ばたき軸の距離を測定してみると、3mm長くなっているのが分りました。
新しいギヤーボックス作成時に間違って長くしてしまったようです。


EPP素材剛性
第135回F西多摩体育館飛行会の季節は冬、第141回F西多摩体育館飛行会は夏。
気温では10°以下と30°以上の違いがあります。
この温度差でEPP素材の剛性が違ってくるのではないか?特に尾翼は桁などがなくEPP素材の剛性が、そのまま操縦性に効いてきます。
早速、実験してみました。1gの重りを動翼にのせて、たわみ量を計測しています。
2回目の実験は、尾翼を一晩冷蔵庫で冷やして、冬の状態を再現してみました。

結果
夏は32mm、冬は28mm。夏の方が15%近くたわみが大きくなっていることが分りました。
元々剛性は小さい尾翼で舵の効きが悪い状況でしたが、「羽ばたき上げ下げ位置」の問題点が無い状態ではなんとか飛行できていたのでしょう。
剛性の大きい尾翼を使っていれば、先日のテスト飛行でも、ロール安定が悪いけど何とか操縦できていたと思われます。

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