2014年6月30日月曜日

第149回F西多摩体育館飛行会

参加者:須田、山崎、松田、鈴木
体育館予約を担当している私が西多摩地区を離れることになり、今回の飛行会が最後のF西多摩体育館飛行会となりました。
TEAM QUADRAの須田さん 山崎さん お世話になりました。
慶應義塾大学ロボット技術研究会の松田さん たった2回の参加でこれからと言う時に終了となって残念です。
私の予約する体育館での飛行会はできないけれども、今後もスローフライを一緒に楽しんで行きましょう。


飛ばし比べ
山崎さんが作成したキットのアクロ機、同じく山崎さんがそのキットを元に1mm薄い素材で作成したアクロ機を須田さんに飛ばし比べてもらいました。
松田機初飛行
コンセプト:スチレンボードをメイン素材として、安定の良い操縦練習ができる飛行機
1号機は全体のレイアウトを確認する為、素材の接合なグラステープで行いテスト現場での変更が可能にしている。
このレイアウトで十分いけることを確認しました。
今後はこの1号機の接合部分をしっかりした再現性のある構造に変更し、松田さんの操縦練習に耐える機体にして行くことになります。

2014年6月23日月曜日

Movable TypeからBloggerへ その2

Movable Type 3.3で作成されていた旧ブログからBloggerのこのブログにエントリーの引っ越しは終了しました。しかし、画像や、Blog内のリンクは以前の旧ブログになっています。
この状態のままでは、旧ブログのレンタルサーバーを解約することが出来ません。
そこで、手作業で画像やリンクを貼りなおして行くことにしました。
順次新しいエントリーから修正して行く事にします。

2014/6/22:「Multiplexで送信モジュール動作(2014/4/25)」移行完了
2014/7/1  :「ノーズポッド ゲット(2014/4/8)」移行完了 Picasaウェブアルバム15360 MB 中 34 MB (0.23%)
2014/7/2 :「FrSkyテレメトリ 高度計 動作(2014/2/13)」移行完了 Picasaウェブアルバム15360 MB 中 41 MB (0.27%)
2014/10/8 :「WindBird Jr のダッチロール解析(2014/2/10)」移行完了 Picasaウェブアルバム15360 MB 中 45 MB (0.29%) 
2014/10/8 :「Kogカモメ 見学(2014/2/2)」移行完了 Picasaウェブアルバム15360 MB 中 46 MB (0.3%) 
2014/10/10 :「第145回F西多摩体育館飛行会(2014/1/20)」移行完了 Picasaウェブアルバム15360 MB 中 48 MB (0.31%)
2015/06/05:「ギヤーボックス 改修 その2(2014/1/11)」移行完了 Picasaウェブアルバム15360 MB 中 48 MB (0.31%)  久々の作業、作業手順忘れてるし。
2016/10/07:「Seagull01B1 ミニ滑空モデル 作成(2013/12/28)」移行完了 Picasaウェブアルバム 容量の表示方法忘れる Picasaウェブアルバムは2016/5/1で終了し、自動的にGoogle フォトへ移行しているよう 
2016/10/13:「DLトレーナー機 高度測定(2013/11/20移行完了
2016/10/14:「2013年10月2日水曜日 iPod Touch ゲット移行完了
2016/10/15:「2013年9月14日土曜日 ランチフォーム撮影 その2移行完了
2016/10/16:「2013年8月28日水曜日 羽ばたき飛行 調査移行完了
2016/10/17:「2013年8月26日月曜日 第141回F西多摩体育館飛行会移行完了
2016/10/24:「2013年4月6日土曜日 UNA3_TB30 風切羽コントロール移行完了 125/1422
2016/10/25:「2013年3月13日水曜日 Emeter2 レンタル移行完了
2016/10/29:「2012年12月10日月曜日 UNA3_TB30 ギヤー交換移行完了 150/1422
2016/11/02:「2012年9月9日日曜日 エポキシ塗料 ゲット移行完了 175/1422
2016/11/23:「2012年8月2日木曜日 Seagull01 翼を解析」移行完了
2016/12/16:「2012年6月18日月曜日 第96回YSFC練習飛行会」移行完了 225/1422
2017/03/30:「2012年5月13日日曜日 カーボン板 ゲット」移行完了

2017/03/30:「2012年5月13日日曜日 Eライト ゲット」移行完了















2014年6月11日水曜日

ハンドランチグライダーの空力性能(日本航空宇宙学会論文集 57(663) 166 2009年)

論文読みました。
石井さんが開発した翼型を風洞実験して、過去に低レイノルズ数での実験テータと比較していています。

比較した翼型を、栗田さんの開発した「カモメ型グライダー1号機」と同じ翼コード(140mm)にした場合のサイズを計算してみます
ゲッチンゲン風洞で実験されている翼型
 Go.417a
  翼厚:4mm キャンバー:8mm
 Go.801
  翼厚:14mm キャンバー:9mm
今回実験した翼型
 キャンバ翼
  翼厚:10mm キャンバー:3mm
 フラット翼
  翼厚:9mm キャンバー:3mm

論文ではキャンバ翼と読んでますが、この翼型はやまめ工房の石井さんが開発した翼型で、石井翼型とか、やまめ工房の頭文字を取ってYA翼型とか呼ばれています。以下YA翼と記します。

フラット翼は、YA翼と比較する為、YA翼と同じ翼厚で同じキャンバの翼を実験したようです。

ハンドランチの飛行はランチ時には高速(30m/sレイノルズ数Re=100,000を超える)でノーズを上に向けて、ほぼゼロ揚力(Cl=0)で上昇して行きます。上昇終了時(頂点に達すると)には絶妙なセッティングで何も操縦してないのに滑空に入ります。(これを、「かえり」と読んでます。「このセッティングだと高度は取れるのだけれどもかえりが悪いのだよね」なんて言う会話は良く聞きます)
滑空速度は4m/s(Re=20,000)ぐらいになります。
翼厚14mmのGo.801はReが大きい時は空力性能がいいのですが、Re=70,000を下回るころからガクンと性能が落ち、滑空速度では好ましい性能を発揮できません。
翼厚4mmの板翼であるGo.417aは空力性能低下はなく十分な滑空性能が得られます。
しかし、翼厚4mmで十分な強度を得るのは至難の業でしょう。
翼厚がGo.801の約2/3のYA翼、フラット翼はキャンバーが小さいのも手伝って低レイノルズ数での翼性能低下はありません。
この翼厚(9〜10mm)でどこまでキャンバーを大きくしても低レイノルズでの性能低下が無いかは実験してみなければ分りません。
次にランチ時の性能ですが、最小抵抗(Cdmin)が小さいほど取得高度は大きくなります。
Re=100,000でのCdminを比較すると
Go.417a:0.04
Go.801:0.023
YA翼:0.018
フラット翼:0.02
Go.417aはお話になりません。その他の翼をYA翼と比べるとフラット翼は11%、Go.801は28% 抵抗が増加します。取得高度の差は無視できない大きさになることが想像出来ます。

このレポートではヒステリシスにも触れています。ここで触れているヒステリシスについて簡単に説明すると、例えば
翼が迎角を増して行って10°で失速したとします。その後、迎角がわずかに増した後、徐々に迎角が回復(減って行く)してまた10°になった時、ヒステリシスがある翼だと揚力が回復せず、もう少し迎角が小さくなった時に揚力が回復し、また滑空に戻ります。
つまり、ヒステリシスが大きいと飛行が回復するのに時間が掛かってしまい、高度ロスすることになります。
これは、ランチのかえり調整にも影響するし、風の乱れで失速近い状態になった時、高度ロスにつがります。これは、リッジソアリング時には、高度維持できるか、そのまま高度ロスしてソアリングが出来なくなりあえなく着陸するかの違いになってしまいます。
ヒステリシスが無い翼はGo.417aとYA翼です。
YA翼が断然魅力的に見えてきました。