2013年2月21日木曜日

DriveCalculatorを使ってみた

以前、Emeterのプロペラ定数を追加する為に、インストールしたDriveCalculator。
しかし、全く使ってなかった。
先日、栗田さんがマニュアルの自動翻訳版を作成したこともあり、改めて見てみた。


DriveCalculatorは、モーターとアンプを合わせて、motorとしてデーターベースに登録している。
そして、バッテリー、ギヤーダウンユニット、プロペラもデーターベースで扱う。これらを組み合わせて、1つのパワーシステムとして性能を計算している。
データーベースは、オープンになっていて、ユーザが更新している。ですから、データの信頼性には注意が必要ですが、DriveCalculatorには独自ロジックの信頼性インジケーター(Reliability Ranking)が表示されるので、それを考慮に入れて性能検討ができる。
小型モーターを探す
まず、データーベース上になじみの小型モーターはないか探してみた。


motorの上限重量を8gとして[Weight limit]チェックボックスをオンにすると、検索してくれる。
2件ヒットした。
その内の「HXM1400-2000」は小型羽ばたき機の候補にもなっているモーターなので、これに注目して見ていくことにした。
Motorを見る












次に、[Edit][Motor...]をクリックしてモーターデーターを開く。
ベンチテストデーターが2つしかない。しかも、負荷テストでのプロペラが登録されていない。実際には、トルクなどを計測して、その回転数での出力パワーを見る必要がある。
そこで、そのテストしたプロペラがわかれば、そのパワー係数から出力パワーがわかるのだが、プロペラが登録されてない場合は、DriveCalculatorが独自に仮定計算していると思われる。
しかし、その結果の信頼度は低いようです。「Motor calculation reliability」がかなり小さくなっている。

ESCを見る
[Edit][ESC...]をクリックしてESCデーターを開く。
このモーター(HXM1400-2000)と一緒に登録されているアンプ「Kontronik Jazz 55-6-18」はかなり大型のもので、このモーターにはオーバースペックです。しかも、1セルには対応していません。
このモーターのように、1セルと2セルどちらにも対応しているものは、それぞれに対応するアンプを添えて、別Motorとして登録する必要があるようです。

ESCを替えて見る
アンプを私の持っている「Castle Thunderbird 9」と交換してみる


モーターはアンプとペアで登録されているので、警告メッセージが表示される。
[Change anyway]ボタンを押して、先に進みます。
すると、「Motor calculation reliability」がさらに小さくなりました。
バッテリーを選ぶ
[Power supply]が「Constant voltage」になっているので、UNA3-TB30で使っているバッテリーを選んでみました。
このバッテリーは120mAhと容量が小さいけれども、25Cとハイスペックなので、このモーターでも、警告が出ないプロペラチョイスがあるようです。
















プロペラを検索してみる
[Propeller]のフィルターを[Fixed]のみ(折ペラを除外)にして[Match motor]チェックボックスをオンにする。検索が始まり、7件ヒットした。























モーター検索
試しに、現在選択されているプロペラ(3x2 GWS HD)にマッチするプロペラを検索する為、[Match Prop]ボタンを押してみた。


計算エラーとなってしまった。
信頼性の低いモーターではダメなのか、このプロペラがダメなのか解らないが、計算できないようです。
















プロペラを選択する
[Propeller]ラジオボタンをクリックするとプロペラグラフが表示される。
さらに、私がベンチテストしているプロペラ「3x3 GWS HD」を選択する。


私のベンチテスト結果 :12030r.p.m 1.34A
DriveCalculator:11690r.p.m 1.1A
アンプもバッテリーも違うので、このぐらいは違うのでしょうか?
「Motor calculation reliability」の低さを考慮すると、こんなもんかも知れません。
信頼度が高くなるように、モーターデーターを再登録して見た方が良いようです。










1セル選択
[Power supply]を1cellにして、私がベンチテストしているプロペラ「5x3 GWS HD」を選択する
アンプは1セル用がないので、そのままにしてあります。


私のベンチテスト結果:7200r.p.m 2.11A
DriveCalculator:5385r.p.m 0.7A
DriveCalculatorのデーターベースは2セルでのベンチテスト結果から計算されています。
そのことも大きく影響しているのか、結果がずいぶん違います。
1セル用のアンプと、1セルベンチテスト結果で[Motor]を登録しないとダメのようです。

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