羽ばたき飛行機を飛行させる。
飛行機の中で一番大きな構造物は揚力を発生している翼です。羽ばたき飛行機は、その翼を動かして、推力を発生させるのです。ですから、機構が複雑になり構造重量が大きくなる傾向にあります。しかも、1つの機構(羽)で2つの機能(揚力と推力)を負担することになるので、効率が落ちる傾向にあります。
ですから、性能を追求した場合には、羽ばたき翼の選択は無いように思われます。
しかし、超小型飛行機の場合は、状況が変わってくる可能性があります。
一般的な飛行機の構造強度は、飛行中に掛かる荷重で決まります。しかし、インドアRCのように小型の模型飛行機は、飛行中に掛かる荷重より、取り扱い荷重(手で持って組み立てるなど)の方が大きい部分が出てきます。
超小型飛行機の場合、大半が取り扱い強度で、構造が決まってきます。パーツの強度が増しているので、羽ばたきなどの動作機構を追加しても、重量がさほど増加しない可能性が出てきます。
また、プロペラは効率を考慮すると、大きくしたいのですが、トルクが大きくなり操縦が難しくなります。大きなプロペラは取り扱いも悪くなります。羽ばたきは主翼が推力を発生させるわけだから、大きさによる効率はいいはずです。
現実にどのぐらいの大きさから、羽ばたき飛行機が有利になるか、これから調査していきます。
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