2005年10月5日水曜日

Gee Bee Z 完成

栗田さん、原田さんが開発したシェルボディーを使って、ピーナッツサイズのGee Bee Z が完成しました。


以前から、ピーナッツスケールの操舵方式を、スロットル、エルロン、エレベーター方式でトライしてました。しかし、この方式では、狭い体育館で飛行できるように作り上げるのは難しいようです。しかも、マグネットアクチュエーターのエルロンは、さらに難易度が増すようです。
永野さんのGee Bee Z飛行成功を見て、操舵方式を、スロットル、ラダーの2chにすることにしました。ラダー操舵にする場合、上反角を大きくしなければいけない面があり、スケール的に嫌う人もいますが、ベターな妥協と思われます。
曲技飛行をするわけでないので、エレベーターは無しで良いと考えています。調整しだいでスロットル操舵のみで上昇下降の制御は可能と考えています。
実機は主翼から胴体にワイヤーを張って補強しています。それを、0.5mmカーボンロッドを使って補強しました。ロッドの場合、引っ張りだけでなく圧縮にも耐えるので、主翼側に圧縮に対抗する構造は必要ありません。ですから、このサイズ重量の飛行機には、ベストの構造と言えます。実機の主翼後半部に配しているワイヤーまで、ロッドにすると強度過多になるので、その部分は釣り糸(PE)を使いました。
カーボンロッドや、釣り糸などの部材とシェルが接合される場所はシェルが壊れてしまうので、接点には0.5mmの航空ベニヤで補強しました。
シェルのみでは、強度が不足する部分には発泡メラミンを中に入れて接着しました。
プロペラサイズに関しても永野さんのGee Bee Zを参考にしました。
永野さんは胴体の直径の違う2種類のGee Bee Zをテストされていました。細い胴体はU80プロペラで飛行できていたのに、太い胴体は飛行できませんでした。つまり、胴体が太いと小さいプロペラでは十分にモーターのパワーが引き出せないわけです。
今回の胴体はさらに太いので、プロペラの直径は大きくする必要があります。そこで、MCF5030を使うことにしました。このプロペラは直径5インチ(127mm)でスケールサイズは110mmです。
以下に製作中のスナップを掲載します。量りに乗せた写真もあるので、部品重量もある程度わかると思います。
シェル素材


部品




完成

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