2004年7月12日月曜日

第34横田スローフライヤークラブ飛行会

第34回横田スローフライヤークラブ飛行会に参加しました。
1. FBA-2C Scale02-05のテスト飛行
2. IKE Scale03-02のテスト飛行
3. T-6 TEXAN Scale04-01のテスト飛行
を行いました。

1. FBA-2C Scale02-05のテスト飛行
以前から、この飛行機の「右旋回時の巻き込み」が大きいのが気になっていました。そこで、主翼上反角部分にキャンバーを着けてみました。
結果
大きく改善されました。「右旋回時の巻き込み」は説明にもあるように、完全に無くすことはできません。しかし、改善前の主翼上反角部分はフラットになっています。ルート部分は前に折り曲げてキャンバーが付いているので、上反角部分の迎角がルート部分に比べ大きくなり、ねじり上げが付いていました。しかも、ルート部分にはキャンバーがあり、上反角部分には無いので、空力的にゼロ揚力角度がルートの方が小さくなるので、空力的にもねじり上げが付く事になります。
ねじり上げは巻き込み時に翼端失速を引き起こし巻き込み挙動が破局的に大きくなります。
そこで、ねじり上げを無くす為に、上反角部分の前縁をルート部分と同じように前に折り曲げてキャンバーを付けました。これで、向かえ角がルート部分と同じになりました。
下の写真は左は改善前、右は改善後です。

2. IKE Scale03-02のテスト飛行
脚の調整が完全でないので、自力で滑走をスタートするとスピンしてしまいます。しかし、スタート時に手でかるく押してあげると滑走することがわかりました。今回はこのやり方で滑走離陸させることにしました。
滑走すると直ぐに速度が増し、エレベーターとエルロンは効きは良好です。
速度的には離陸できそうなのですが離陸できませんでした。
現場では理由が判らなかったのですが、帰りの電車の中で前回飛行会のエルロンFound(FBA-2C Scale02-06)と似ていることに気づきました。そこで、キャンバーを測定し、比較してみました。
最大キャンバーが大き過ぎて期待した翼性能が出ていないのが原因だと推測しました。


FBA-2C Scale02-05の主翼

翼厚:7.7%
最大キャンバー:3.8%
最大キャンバー位置:13.5%

FBA-2C Scale02-06の主翼

翼厚:14.3%
最大キャンバー:7.1%
最大キャンバー位置:12.2%

IKE Scale03-02の主翼

翼厚:1.0%
最大キャンバー:10.6%
最大キャンバー位置:19.2%

3. T-6 TEXAN Scale04-01のテスト飛行
主翼の剛性不足で飛行できませんでした。
しかし、φ1mmカーボンロッドで補強して、エルロンの効きまでは確認することができましたが、飛行にはいたりませんでした。

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