2002年に出版されたRCエアーワールド
特集されたファンフライ飛行機に興味を持って購入していたものです。
ナイフエッジのセッティングについて書かれていました。
2002年はファンフライの草分け時代だったようです。ファンフライ開拓者的な役割をはたした小野さん(トルクローラー小野)の話が載っていました。
当時、このような飛行機を体育館で飛ばしたいと思い購入したのです。
残念ながら、まだ時期尚早で今日まで本棚で眠っていた訳です。
ファンフライの生みの親であるフランス人のクリストフ・ペイサン・ルルー氏(Christophe Paysant Le Roux)が来日した事もありこの特集が組まれたようです。
インタビューでルルーは、インドアでのデモンストレーション飛行をする為にファンフライ飛行機を作ったと言ってました。そして、将来的に室内競技会を開く準備活動をしているとも言ってました。
��年後の今では、カテゴリー(F3AI?)が存在してますよね。
ファンフライ飛行機とは
形からきているようです。飛行機の重量に対して大きな翼面積、アスペクトの小さい主翼に大きな動翼、板状の大きな胴体がついている飛行機のことを言うようです。ゆっくりグリグリ(上下左右に方向を変え)飛行することをコンセプトとした飛行機なわけです。
F3A(パターンフライト)は屋外でもあり、速度に乗った曲技飛行が中心なので、ファンフライ機では無理です。
F3AI(インドアスローアクロ)の規定を知らないので分かりませんが、速度に乗った飛行演技があれば、ファンフライ機は苦手ということになります。
トルクローラー小野さんの記事にナイフエッジの調整について載ってました
ナイフエッジ飛行時の癖をとっておくことは、アクロ飛行を始めるにあたっての前準備作業のようです。
まず、その前に通常飛行している時の癖を取る必要があります。
この本に載ってなかったので、私のイメージをあげておきます。
エルロン、ラダーを操舵しなくてもまっすぐ飛行するようにエルロン、ラダートリムを調整します。
次に、正面飛行のエレベーターアップ操舵量と背面飛行のエレベーターダウン操舵量が同じになるようにエレベータートリムを調整します。
次にナイフエッジ調整ですが、ナイフエッジ時の癖についてwebだと色々な表現が載っていてわかりづらいのでこの本に載っていた表現を使います。
この画像は本に載っていたイラストです。
飛行機の上面をこちらに向けて右翼を上にしたナイフエッジしている所です。
左は、ナイフエッジ飛行に入ると勝手にロールしてしまう癖で、正面飛行になろうとするのが「起きグセ」といいます。逆に背面飛行になろうとするのが「寝グセ」です。
右は、ナイフエッジ飛行に入ると勝手にエレベーターが操舵されているように、上面に曲がっていくのが「アップグセ」、その逆が「ダウングセ」です。
まず、「アップグセ」「ダウングセ」を取ってから、「起きグセ」「寝グセ」を取ります。
「アップグセ」「ダウングセ」取り
これは、ラダーからエレベーターにミキシングをかけます。
・右翼を上にしたナイフエッジ飛行に入れて、「アップグセ」「ダウングセ」を見ます。
「アップグセ」:ラダー右でエレベーターがダウンになるミキシングを入れます。
「ダウングセ」:ラダー右でエレベーターがアップになるミキシングを入れます。
・左翼を上にしたナイフエッジ飛行に入れて、「アップグセ」「ダウングセ」を見ます。
「アップグセ」:ラダー左でエレベーターがダウンになるミキシングを入れます。
「ダウングセ」:ラダー左でエレベーターがアップになるミキシングを入れます。
「起きグセ」「寝グセ」を取り
これは、ラダーからエルロンにミキシングをかけます。
・右翼を上にしたナイフエッジ飛行に入れて、「起きグセ」「寝グセ」を見ます。
「起きグセ」:ラダー右でエルロン左になるミキシングを入れます。
「寝グセ」:ラダー右でエルロン右になるミキシングを入れます。
・左翼を上にしたナイフエッジ飛行に入れて、「起きグセ」「寝グセ」を見ます。
「起きグセ」:ラダー左でエルロン右になるミキシングを入れます。
「寝グセ」:ラダー左でエルロン左になるミキシングを入れます。
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