
Alulaをスロープで飛ばしました。

今日は東風。
この場所は、やや回りこんで吹き上げているので、東南東の風になっています。足元の尾根は数十メートル右にのびた後、前へ曲がっています。そのため、今回のように左から吹く上昇風は、右前の尾根が受け止める形となり、ソアリングしやすくなるのです。
このエリアは、木を伐採している場所が少なく、眼下に林が迫っています。その林の上を吹いてくる風は乱流となり、その乱流が治まる前に私達のソアリングエリアに到達しているため、上級者には面白く、初級者には難しいスロープでした。



Alulaの重心位置は、メーカー指定位置より3mm前から開始。
風もやや強いので、これでは風下に持っていかれるのを抑えることができません。
そこで、ノーズにウェイトを搭載。
C.G.:メーカー指定位置より8mm前 全備重量:193.5g
エレベータトリムはそのままで、上手く仕上がりました。
■今回の設定
エレベータニュートラルで、クルージングスピードになるようにしています。飛行中に常にダウンを操舵するのは好みでないので、この設定にしました。上昇風が大きい場所で、エレベータアップ操舵すると高度を稼ぐことができます。
■ウェイトについて
スロープソアリングの場合、風が強い時はウェイトを機体に搭載します。すると、滑空速度が大きくなって、強風に負けずに飛行できるようになるのです。
通常のグライダー(尾翼のあるタイプ)は、重心位置にウェイトを積みます。しかし、Alulaはプランク翼機(後退、前進角の少ない無尾翼)です。このタイプの機体はエレベータが敏感なので、乱流コンディションの時は、重心を前に出して、安定を大きくした方が操縦しやすくなる場合があります。
そんなわけで、今回はウェイトをノーズに搭載したのです。