撮影者:栗田
Alulaをスロープで飛ばしました。
このスロープは南東に向いています。
今日は東風。
この場所は、やや回りこんで吹き上げているので、東南東の風になっています。足元の尾根は数十メートル右にのびた後、前へ曲がっています。そのため、今回のように左から吹く上昇風は、右前の尾根が受け止める形となり、ソアリングしやすくなるのです。
このエリアは、木を伐採している場所が少なく、眼下に林が迫っています。その林の上を吹いてくる風は乱流となり、その乱流が治まる前に私達のソアリングエリアに到達しているため、上級者には面白く、初級者には難しいスロープでした。
Alulaの重心位置は、メーカー指定位置より3mm前から開始。
風もやや強いので、これでは風下に持っていかれるのを抑えることができません。
そこで、ノーズにウェイトを搭載。
C.G.:メーカー指定位置より8mm前 全備重量:193.5g
エレベータトリムはそのままで、上手く仕上がりました。
■今回の設定
エレベータニュートラルで、クルージングスピードになるようにしています。飛行中に常にダウンを操舵するのは好みでないので、この設定にしました。上昇風が大きい場所で、エレベータアップ操舵すると高度を稼ぐことができます。
■ウェイトについて
スロープソアリングの場合、風が強い時はウェイトを機体に搭載します。すると、滑空速度が大きくなって、強風に負けずに飛行できるようになるのです。
通常のグライダー(尾翼のあるタイプ)は、重心位置にウェイトを積みます。しかし、Alulaはプランク翼機(後退、前進角の少ない無尾翼)です。このタイプの機体はエレベータが敏感なので、乱流コンディションの時は、重心を前に出して、安定を大きくした方が操縦しやすくなる場合があります。
そんなわけで、今回はウェイトをノーズに搭載したのです。
管理人様、はじめまして。
返信削除「Alula」検索→「YSFC」→から来ました。
愛知県で電動小型機で遊んでいます。HN”らいだー”と申します。よろしくお願いします。
まだまだ国内では「Alula」の情報が少ないですね。
私が購入したのは予約ロットの次ロットで7/末頃でした。まとめて複数買い付けて仲間内に売りつけて?(笑)みんなでSALで楽しんでいます。
そろそろ・・・ボロになってきました。。。
つい先日スロープで飛ばしてきました。といっても風が弱くてやっと浮いている状態でしたが。
画像のスロープポイントはとても綺麗なところですね~。関東圏からだと遠征?になるのでしょうか。
都市圏在住ですとやはり少し遠出しないといいポイントには巡り合えませんね。
機体セッティング情報はとても参考になります。
地形と風の状況にもよるのでしょうが、かなり前重でよさそうですね。
近いうちに長野県霧が峰のスロープポイントへ出向く予定なので試してみます。
「Weasel Glider」の再販を待ちつつ、「Alula」も予備でもう1機なんて考えています。
国内で入手できないのがネックですね~。
最近は「windrider社」でも取り扱い?されてるようですし、ということは「エアクラフト」さんで出てくるかも??
長文すみません。今後も情報交換等よろしくお願いします。
らいだーさん>
返信削除はじめまして、YSFC技術顧問やっている鈴木です。PostNameはUNA3。よろしくお願いします。
「電気的飛行物体」見てきました。リッジ(スロープ)ソアリングできる場所を見つけるのは大変ですね。
太平洋側はどうでしょうか?海風はGoodですよ。実は、私の実家は浜松で、遠州浜の防波堤リッジソアリングにはまってました。とは言え、大昔の話なので、今の事情はわかっていません。今度、実家に帰る時、Alula持って行くつもりです。
Alulaは前重心にするとリッジソアリングしやすくなりますね。ただし、設計者であるMichaelさんの提唱しているUrban Soaring(都市型ソアリング)はできなくなります。
Alulaマニアルの最後の方で彼は熱く語ってました。
#### Urban Soaring 私の解釈(翻訳ではない) ####
風の良いリッジでは、ロール、背面、宙返りなどファンフライが楽しめる。近くの広場(校庭など)でハンドランチしてサーマルソアリング。静止気流ではせいぜい30秒ぐらいしか飛ばないけど、そんなことは問題ではない。サーマルハンティングの目を養えば長時間飛行できるのだから。
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