2005年11月19日土曜日

Gee Bee Z 右サイドスラスト 2°

以前からGeeBee Zを地上滑走させると、左にスピンする傾向がありました。そこで、右サイドスラストを2°つけることにしました。


当初、脚のトゥアウト調整のみで直進調整ができると考えていたのですが、解決しませんでした。
左脚をトゥイン、右脚をトゥアウト(つまり、最初から右に曲がるセッティング)にしても、その傾向は変りませんでした。
そこで、プロペラのトルクの影響であるか確めるために、GyroSaucerのプロペラを付けて地上滑走テストしました。GyroSaucerはAタイプとピッチが逆のBタイプがあるのでこれで確められるはずです。
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まず、状況を確認する為、現在装着しているプロペラ(MCF5030)で地上滑走テストをしました。
激しく左にスピンしているのがわかります。

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次に、MCF5030と同じピッチ方向のプロペラ(GyroSaucerA)で地上滑走テストしました。
このプロペラは直径が大きくピッチが深いので、現在のモーターユニットでは十分なパワーが出せないようです。ですから、スピン傾向は軽減していますが、左に曲がる癖があります。

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今度は、逆ピッチプロペラ(GyroSaucerB)で地上滑走テストしました。
GyroSaucerAとほとんど同じ傾向にあります。

つまり、飛行機自体に左曲がりの癖があることが判ります。
飛行機を見ると、左の主翼が大きく後退しているのが原因かとも思われますが、これが原因と断定でるほど確信はありません。また、これを修理するのは時間もかかることもあり、主翼修理は断念することにしました。そこで、モーターユニットを右に傾けて取り付ける(右サイドスラスト)ことにしました。
右サイドスラストは2度にしました。
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右サイドスラストを2度つけて、プロペラをMCF5030に戻し、地上滑走テストしました。
今度は、ほぼ直進するようになりました。

2 件のコメント:

  1. 師弟で製作した最初のGee Bee Zは、製作方法や設定の違いから、調整が必要な箇所、調整の方法、その割合などが違ってしまいました。
    今回の報告も、原因が主翼の後退によるものであれば、栗田機の脚調整とはまったくニュアンスが違ってしまいます。
    これは両機の機体の違いを明確に整理し、その調整方法とその成果をわかりやすくまとめて比較する必要がありますね。

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  2. そうですね。
    栗田機の最初のテスト飛行(第49回F西多摩飛行会)では、右サイドスラストが付いていたと、記憶しています。その時は、右に曲がりながら滑走離陸していました。
    次のテスト飛行(第50回F西多摩飛行会)では、サイドスラストをなくしていたと記憶しています。
    その時は、左に曲がりながら滑走離陸していました。
    このことだげから考えると、地上滑走時に左に曲がる傾向は、主翼の後退は大きな要素でない可能性があります。
    この辺のことも踏まえ、次回の飛行会では、2機を比べながらテストしたいと考えています。
    昨日一緒に見たビデオで実機(GeeBeeR-1レプリカ)のタキシング開始時に右ラダー操舵してたのも興味深いです。実機のタキシング時ビデオをもう少し見て見たい気もします。

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