機体をクラッシュ(墜落/激突)してカーボンロッドが折れてしまった場合など、カーボンロッドの交換方法について説明します。
この機体は、急降下してそのまま床に激突し、その時の衝撃で主翼外形カーボンロッド(AC-01)が折れてしまいました。
今回は、この部分を新しいカーボンロッドに交換します。
3D-FOのカーボンロッドは「PEライン(釣り糸)」で結んであるだけなので、それを外せばカーボンロッドを機体から取り外すことができ、簡単に部品交換ができるしくみになっています。
今回の作業では、交換用の2.0ミリ カーボンロッドとPEラインが必要になります。
張り線を外す
主翼前縁の張り線の端は、脚下カーボンロッド(DC-03)の先端に接着されています。
その部分の糸を針などで突付いて外し、糸の端をラジオペンチなどでつかんでほどいていきます。
下記の写真はDC-03のPEラインをほどいているものではありません。針とラジオペンチを使ったほどき方は同じなので載せています。
同じ方法で主翼後縁の張り線も解きます。張り線の端は主翼後縁カーボンロッド(AC-04)右終端に接着されています。
��手順解説文)ほどいた張り線はカーボンロッドを取り替えた後、また元にもどします。
カーボンロッドの接合部分を外す
結んであるPEラインをカッターで切ります。この時、カーボンロッドにキズを付けないよう気をつけてください。カーボンロッドからPEラインを外します。
AC-01と接合されている4箇所を外していきます。
��手順解説文)他の場所のカーボンロッドにキズをつけないように注意しましょう。キズがつくと、そこから折れることがあります。
カーボンロッドを抜き取る
カーボンロッド同士が接着剤で貼り付いていることがあるので、AC-01を接合角度が変るように曲げると、簡単にカーボンロッドを外すことができます。カーボンロッドはパワーリップの袋状の部分を通っているだけなので、前方から抜くようにして外します。
��手順解説文)カーボンロッドとパワーリップが貼り付いている部分がある場合、ピアノ線などを入れて、貼り付いている部分のパワーリップを引っ張るようにすると剥がすことができます。
カーボンロッドの組み立て
必要な長さにカットしたカーボンロッドを、先ほど抜いたパワーリップの袋に通し、元と同じ場所にセットします。
カーボンロッドを4箇所接合し、張り線を元のように結べば修理は完了です。
��手順解説文)カーボンロッドを通すのに、主翼後縁から始めると通しやすくなります。
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