2009年7月23日木曜日

鳥の尾は尾翼(安定板)ではない

今まではインドアRC飛行機、RCグライダーなど、飛行機を作ってきました。
つまり、鳥の飛翔についてはまったくわかっていないのです。
そこで、インターネットを検索し、ワシタカ類の飛翔動画を見てみました。


まず、注目したのが「鳥の尾は飛行機の尾翼のように、安定板として機能しているのか?」です
鳥は尾を安定板として使っていないと思われます。つまり、飛行機風に言うと無尾翼機なのです。
滑翔時など、尾はたたんだ状態で飛行しています。
初列風切羽をひろげると「前進角無尾翼」、初列風切羽を少したたむと「後退角無尾翼」になります。
ルート翼の迎角を小さくして釣合を取っているようです。
20090723Bird.jpg左の写真は2008 6ハチクマ♂飛翔からダウンロードしたものです。
ルート翼の後縁がはね上がっているのがわかると思います。

安定としては、ほとんどゼロでも鳥は飛行できると思われます。
しかし、フィードバック制御を搭載しない、RC鳥飛行ロボットではもっと安定は大きくしないと飛行できないと考えています。
次に、「鳥の尾はどんな役割をはたしているのか?」
帆翔時に、尾を広げフラップ的な高揚力装置として使ったり、急激に姿勢を変えたい時などに使っているようです。
ヨーイングさせるのは尾が効果的なようで、滑翔時にヨーイングさせるためにたたんだ尾をひろげてヨーイングさせた後、またたたんでいるシーンもありました。
参考にした動画
Bird-Brain Birder」のチュウヒ♂成鳥1オオタカ♂成鳥1
トビのハイスピードムービー CASIO EX-FC100
チョウゲンボウのハイスピードムービー CASIO EX-FH200
2007 10クマタカ飛翔
2008 6ハチクマ♂飛翔
2008 1オジロワシ止まり~飛翔 石川県
ケアシノスリ
ケアシノスリ2
Buse pattue (Buteo lagopus) 17 11 2007
buse pattue

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