XfoilにはNACAの4文字系列、5文字系列翼型は登録されている。
ですから、「load」コマンドで翼型ファイルを読込まなくても「NACA 数字」と入力するとその翼型が解析できる。しかも、「save」コマンドで翼型ファイルを書出すことができるので、リブ作成も行える。
NACA 4文字系列 5文字系列
NACA研究所(今はNASA)が考えた名称を見ただけでスペックが判る翼型名称
NACA 4文字系列 左から
1文字目:最大キャンバー%
2文字目:最大キャンバーの位置/10 %
3,4文字目:最大翼厚比%
例)NACA6412 最大キャンバー6% 、最大キャンバーの位置40%、最大翼厚比12%
NACA 5文字系列 左から
1文字目:最大キャンバー%
2文字目:最大キャンバーの位置/10*2 %
3文字目:0=平均線の後半部が直線 1=平均線の後半部が逆反り
4,5文字目:最大翼厚比%
例)NACA43012 最大キャンバー4% 、最大キャンバーの位置15%、最大翼厚比12%
4文字系列 5文字系列で同じスペックの翼型名が定義できる。
学生時代から、同じスペックの4文字系列、5文字系列には違いがあるのか?興味がありました。
ためしに、NACA2207とNACA24007を比較してみました。
最初の画像は翼型を書出し、表計算ソフトで重ね描画したものです。
微妙に違いますが、ほとんど同じです。
Xfoil解析
CL,CDグラフではCLが大きい所でNACA24007の方が少し良い
L/DグラフではNACA2207の方が少し良い
この差は、Xfoilの誤差範囲かも知れません。今後の比較でもあまりXfoil解析結果の微妙な違いに惑わされない方が良いかもしれません。
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