最初のXfoil操作。コマンドや設定値など間違いなく使わないと、正しい結果が導き出せません。
そこで、結果を検証するため風洞試験結果との比較も行うことにしました。
低速風洞試験をやっているUIUCで翼型S4083aを試験していたので、その結果とXfoilの出力を比較してみます。
Xfoil操作は実行すると、DOSプロンプト画面のようなウィンドがオープンし、そこにコマンドを入力していきます。
翼型データはスペース区切りで各行に角度と座標が入ったもので、後縁から上面ラインで前縁に行き下面ラインで後縁に行く一筆書きのデータ列を使います。
オペレーション
XFOIL c>load S4083a.txt 翼型ファイル読み込み
XFOIL c>oper 解析オペレーション開始
.OPERi c>visc 60000 レイノルズ数:60000で粘性モードに切り替え
.OPERv c>pacc 計算結果の自動保存
Enter polor save filename OR
Enter polor dump filename OR
.OPERva -1 解析したい迎角を入力
この時VISCAL:Convergence failedと表示される時があるので強制的に計算を続行させる「!」を入力し、計算を続行させます。
必要な解析が終了したらenter
XFOIL c>quit Xfoil終了
揚力傾斜はXfoilの方が大きいようです(理論値に近い)。最大揚力やL/Dはほぼ同じなので、性能計算に使っても誤差は少ないと思われます。また、Xfoilで解析した翼型どうしで行えば、十分比較検討できると思います。
使えましたね!!
返信削除これでインシデンスから風洞実験ソフトまで、道具は揃いました。
あとはどんどん飛ばしてデータ取りです。