R-21の翼のみをXflr5に入力。解析してみました。
翼データ
以前から、MACなどの計算で表計算ソフトを使っていた。その入力データが画像の「表計算データ」です。R-21の翼端が斜めにシェイプしているので、このような形に近似していました。
しかし、このデータだと、翼端コードが0mmになってしまいます。
このデータのままXflr5で解析させようとすると、計算できません。(翼端コード部分のレイノルズ数=0?)
そこで、下の「XFLR5用入力データ」のように、翼端コードが0mmにならないようにしました。
解析
Xflr5と以前から行っていた性能計算と比較してみました。
以前の性能計算:「楕円分布_xxx」
揚力が翼Y方向に楕円分布しているとして計算した誘導抵抗「楕円分布_Cdi」と、その揚力がMACに発生しているとした場合のXfoilで解析した翼型CL「楕円分布_CL」,翼型CD「楕円分布_CD」
Xflr5解析結果:「Xflr5_xxx」
誘導CD「Xflr5_ICd」、翼型CL「Xflr5_CL」、翼型CD「Xflr5_PCd」
誘導抵抗はほぼ同じですが、翼型CDはY方向の各部分に発生した抵抗を計算しているXflr5の方が大きいようです。
今回は3次元パネル法(3D Panel Method) で計算しています。
渦格子法(VLM:Vortex Lattice Method) もほとんど同じ結果でした。
どちらも、CLmaxをオーバーする迎角までは計算できません。
揚力線理論(LLT:Lifting Line Theory) は、原因不明で計算できていません。
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