2007年3月24日土曜日

ELE C-20 ベンチテスト

栗田さんが作成したELE C-20をベンチテストしてみました


このモーターに関して栗田さんは「パワーが急激に上がるのが自分の好みでない」と言ってました。
また、mini Clik!に搭載しているMighty Midgetモーターでも似たような印象を述べていました。
そこで、「ELE C-20」と「Mighty Midget」と先日私が作成した鳥居キット軽量化モーターを比較してみました。
左から「ELEC-20」、「Mighty Midget」、「鳥居キット軽量化モーター」です。

ELEC-20はその他のモーターより2倍以上の重量なので、最大推力、効率(推力に対する電流値)が良いのは、当たり前です。
それより、一番使いそうな推力100g前後での推力/電流グラフの傾斜です。
ELEC-20:50g/A
Mighty Midget:40g/A
鳥居キット軽量化モーター:30g/A
つまり、同じようにスロットルスティックを上げていくと、ELEC-20は急激に推力が大きくなるわけです。
しかも、ELEC-20はスロットルスティック2/3ぐらいで、最大出力になってそれ以上大きくなっていかないことが、ベンチテストしてわかりました。
この違いはデルタ巻きとかステータ直径などで出ていると思われます。これをモーター製作で調整するのは難しい気がしています。
スロットルとスラストの変化は好みの部分もありますが、どうしてもなじまない場合は、送信機の設定(エクスポネンシャルなど)で調整するのがベターと考えています。

1 件のコメント:

  1. 解析、ありがとうございました!
    音量やパワーの出方には人の好みがありますが、逆に演出できる部分でもあります。個人的にはリニアな増減が好みなので、まずはデルタ巻きをスター巻きに直し、シャフトをジュラルミンかカーボンロッドに替えてみることにします。
    このままだとC20は小さいだけで軽くもなく、特徴がないモータになってしまいますからね。

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