2003年6月18日水曜日

Tailless02-01パワーリップ完成

Tailless02-01のパワーリップが完成しました。

A4クリアケースに収納したところです。セイル(パワーリップ)にしわがよりそうなところが気になります。
ここまでの作業プロセスは、骨組みが完成したところで、セイルの形をA3に写します。ルートから20mm毎に前縁の座標とコードを計測し、空力平均翼弦(MAC)を計算し、重心後方限界(MAC 25%位置)とMAC 20%位置を計算しておく。

操舵システムを説明した動画をアップします。
クリックすると動画(6.8M)がオープンします。
私の考えているパワーハンググライダーRCのイメージが伝わりましたでしょうか。
この機体は、いわゆるプロトタイプ1号です。この機体が飛行するところまで行き着けるか、まだまだ余談は許しません。
現状での懸念点
��.この方式で十分なロールレート、ピッチレートが得られるか?
��.φ1.3カーボンロッド主強度部材と翼端にφ0.7カーボンロッドで作られている。
  翼端が動いてほしいので、ロッドの剛性比率はこのぐらい必要と考えている。
  翼端の剛性不足ではないか?(例えば、横滑りを始めると空気力に負けて翼端カーボンロッドが撓み、さらに横滑りを増徴する)
  ただし、剛性が大きいとサーボ駆動力が必要になる。
��.主強度部材自身が剛性不足ではないか?
��.現在、E-Chargersを使い全備重量38gである。必要パワーがE-Chargersでは不足の場合は、モーターユニットを大きく、あるいはセルを増加する必要が出る。その場合の機体剛性はさらに厳しくなる。
��.機体の平面形は十分な操舵力が発生することを期待し、アスペクト比が大きくなっている。
  これは、機体剛性の面からは不利で、もっとアスペクト比が小さい方が好ましい可能性がある。ただし、アスペクト比を小さくすると、必要パワーは増す側にある。また必要パワーは翼面積が大きい方が有利である。しかし、重量、剛性面では不利にまわる。
つまり、1から5までを全て踏まえ、素材のサイズ、モーターユニット、機体平面形を決める必要があるわけです。

1 件のコメント:

  1. Shinichi Kurita2003年6月18日 6:23

    相変わらずすごいスピードで製作しますね。
    ここまで全容を見ることができ、コンセプトと設計は理解できました。
    調整の段階で材料の大きな変更をせずにバランスできたら、何と簡単でシンプルな飛行機なのでしょう。
    次の飛行会で調整できますね。
    すごい!

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