2007年2月13日火曜日

ベンチテストのティータイム

画像をクリックすると動画(2.7M)がオープンします。
栗田さんの家でブラシレスモーターのベンチテストをしました。


ステータ9歯+磁石12個 v.s. ステータ9歯+磁石8個
上の動画は「ステータ9歯+磁石8個」のブラシレスモーターのベンチテストです。
回り始めのガタツキもなくスムーズに始動しています。
しかし、このモーターはホット過ぎで、このバッテリー(EUFINE_2s-180_15c)では電圧低下が激しく、アンプのオートカットで停止してしまいました。
この結果は、「ステータ9歯+磁石12個」のベンチテスト結果と並べています。(右が「ステータ9歯+磁石8個」)
この結果のみだと、「磁石8個のパターンは電流を食うだけ」となってしまいます。
巻き数を増やして、再テストしてみないと結論は出せそうにありません。

φ3x1磁石16個使った「ステータ9歯+磁石8個」ブラシレスモーター
このモーターは栗田さん作成のBrushless 13です。
最大電流は3Aなので、小さいバッテリー(EUFINE_2s-180_15c)でも駆動可能なモーターです。今、私達が注目している小型スローアクロに使えるモーターだと思います。

Mighty Midget 13/6/9
先日、栗田さんがベンチテストしていたMighty Midget 13/6/9を再度同じ環境で、今度は私の持っている計測装置Emeterでデータを取ってみました。
最大電流も3Aに抑えられていて、最大静止推力は120gと、今回私達が自作したモーターより20%以上大きいことがわかります。
購入価格の問題はありますが、軽量スローアクロ飛行機には適していると思われます。

今回、栗田さんのベンチテスト環境を使ったので、同時に静止推力を実測しています。
つまり、Emeterソフトは回転数から静止推力を計算しているのですが、その結果と実測値を比較することができるわけです。
Emeterソフトは栗田さんの計測装置より10%ぐらい低目になるようです。
Emeterソフトもメーカーサイドでベンチテストして係数を決定しているものなので、どちらが正しいか、を検討するのは意味がありません。
��0%の差を踏まえて今後、結果比較していくことが重要です。

2 件のコメント:

  1. 「磁石8個のパターンは電流を食うだけ」という結論は不思議な気がします。「あえて同じコイルパターンにしてみました」というのが、また疑問なのですが、12極用のABC巻きのまま8POLEに
    したのでしょうか? 
     
    9TEETH-12POLEに比較すると9TEETH-10POLEは理論的にはバランスが悪く少し振動するけれど効率は良い(発熱が少なくパワーは入れられる)という英文の投稿を見た覚えがあります。9TEETH-8POLEは確か初見ですが、粟田さんの結果からすると、効率はやはり良くなる方向ではないでしょうか。
    巻きか、マイナーなショート、接触、何かが邪魔しなければ、もしかして 世界的にも超一流のモーターなのでは‥?!?

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  2. 光岡さん>
    私も、「磁石8個のパターンは電流を食うだけ」と結論したわけではありません。
    コイルも8,10POLE用のAaABbBCcC巻きにしてますよ。
    まだ、実験ケースが少な過ぎるので結論できませんよね。
    8,10POLEのコイル巻き、磁石貼りをやってます。あわてず、少しづつ実験ケースを増やしていくつもりです。

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