2007年7月15日日曜日

RC飛行機の操縦感覚

実機(直接リンケージ[サーボなどを介していない])の操舵感覚は動翼に働く空気力を操縦管を通して感じることで、操舵感が生まれます。
RCの場合はRC送信機のスティックを操舵している訳で、その様な感覚は無いはずです。
しかし、RCパイロットの間では「操縦感覚」について語られています。

この「RC飛行機の操縦感覚」について考えてみました。

現に私もRC飛行機を飛ばしていて受ける印象が飛行機によって違います。
つまり、RC送信機のスティックを操舵して、RC飛行機のマニューバリングを見て印象を受けているわけです。
特に、アクロ飛行機を操縦して演技する場合、この感覚が自分のニュアンスに合うか合わないかで演技のできが大きく左右する気がしています。
しかも、感覚的な話なので共通な認識を持って語るのが難しい部分です。
そこで、操縦感覚に関して共通に語れそうな項目を考えてみました。
RC飛行機の操縦感覚
・舵の反応
 RC送信機のスティックを動かして、飛行機の動翼がその動きに追従して動くか?
 地上でテストするのと飛行中とでは違ってくるので、飛行中の動作を確認する必要がある。
  例)エルロンの反応が悪い
   目の前を飛行してエルロンを左右に操舵してみる。
   その時にエルロンが送信機のスティックの動きに追従して動いていない。
・舵の応答
 飛行機の動翼の動きに反応して飛行機が姿勢を変化させるか?
  例)エルロンの応答が悪い
   エルロンは動作しているのに、なかなかロールしない。ロールしてもロールレートが小さい。
・舵のニュートラル精度
 RC送信機のティックをある方向に倒してニュートラルに戻した時と、反対側に倒しててニュートラルに戻した時とで、動翼の位置が同じか?
 地上でテストするのと飛行中とでは違ってくるので、飛行中の動作を確認する必要がある。
  例)エルロンのニュートラル精度が悪い
    右に1回ロールした後、ニュートラルに戻した時は、素直に水平飛行する。
    しかし、左ロールの時はニュートラルに戻しても、わずかに左ロールしている。
ここで、空力バランスさせた動翼とそうでない場合との違いを考えて見ます。
バランスしているので、操舵した時のサーボに掛かる力は小さくなります。
「舵の反応」は良くなる傾向にあります。言い方を変えれば、性能の良いサーボ(トルクが大きく、スピードが速い)に載せ変えたのと同じように反応することになります。
「舵の応答」は飛行機の形や動翼面積が同じなので変らないはずです。
「舵のニュートラル精度」
より小さな力で動翼を動かすことができるので、リンケージガタを冗長する可能性があります。ですから、空力バランスさせた為に、舵のニュートラル精度が悪くなる可能性があります。

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