2003年7月15日火曜日

第22回横田スローフライヤークラブ飛行会

第22回F西多摩体育館飛行会に参加しました。
1.Tailless02-01のテスト飛行
2.Tailless03-01のテスト飛行
を行いました。

1.Tailless02-01のテスト飛行
前回の飛行会での挙動は、エルロン飛行機の要素(エレベータを引き気味(CLmax)での飛行)では舵が効かなくなる性質と同じ状態になっていることが分かりました。しかも、ロガロ翼はこの状態ではアドバーヨー(ロール方向とは逆にヨーイングする)が激しく出てしまうのです。
今回は、エルロン操舵する前にエレベータをダウンにしてから、操舵することでこの挙動が抑えられるかテストしました。
結果は、操舵の前にダウンにするだけでは、効果が少ないことがわかりました。機体速度をもっと早いところで飛行させれば、十分な旋回性能が得られることが分かりました。
しかし、この飛行機には、別の問題がありました。
私の開発する飛行機は主構造部材がカーボンロッドで、それぞれのカーボンロッドの結合は、ジュラコンスペーサーで行なっています。この構造は容易にカーボンロッドの結合場所を移動でき、セッティングは自由に変更できます。
この構造は、現場で調整できることで、開発効率が向上する必須構造です。
しかし、今回の飛行機は直線部分の無い平面形で、セイルは飛行時に風圧で張る形式です。
この形式だと、左右対称、左右のセイルの撓みなど、目視では確認しにくいことが分かりました。なかなかセッティングが決まらず、調整がうまく進まないのです。しかも、A4クリアケースに収納する為、毎回クロスバーははずしいしています。したがって、飛行場所に行って組み立てた場合に、前回セッティングが決まっていたのと同じように組み立てるのが難しいのです。
今後は、組み立ての目安をサイジングしておくなどの、調整方法を考えていくつもりです。
2.Tailless03-01のテスト飛行
この飛行機は、マグネットアクチュエータ飛行機です。まだ、開発途中のメカ(IR_Tx_Rx05-01)のテストを兼ねています。まだ、メカが予定の重量に成っていないのでテールヘビーに及び重量超過を起こしています。その為、予定のモーターユニットよりパワーが大きい(重たい)ものを装備しました。この結果、全備重量は予定重量(15g)から8g重たい23gとなりました。
必要パワー的には満たしていますが、剛性が心配な状況です。
結果は、翼剛性不足でフラッターが発生し、飛行できませんでした。
メカ(IR_Tx_Rx05-01)の方は、前回の飛行会でモーターの負荷により、バッテリの電圧低下を解消する為にDC-DCコンバータを経由して入力電源を繋ぐ方式としました。しかし、状況は良くなったのですが、完全には解消できませんでした。
とばさんがトライして改善した方法(デカップリング用の抵抗)をやってみるつもりです。
飛行機と、メカを同時に開発すると、互いがコンセンサスを取れないので、今回のようにうまく行きません。
そこで、マグネットアクチュエータのRCメカとして実績のあるRFFS-100を購入して、機体の開発と、メカの開発は別々に行なうことにします。

0 件のコメント:

コメントを投稿