2003年7月9日水曜日

Tailless03-01 テールヘビー

Tailless03-01を作成しました。しかし、テールヘビーで、重心位置を合わせることができませんでした。

写真は、マグネットアクチュエータを外し、バッテリを後ろにずらして、重心位置を合わせたものです。この状態では、赤外線でESCのみコントロールできる飛行機になるわけです。
全備重量;14gぐらい
マグネットアクチュエータは3gです。これを装備すると、目標重量を2g上回った状態になります。もし、この状態で重心位置が合っていれば、テスト飛行する価値がありました。(机上では、パワー不足かどうかは断定できない)
しかし、重心位置が合いません。そこで、赤外線受信機(IR_Tx_Rx04-01)の変わりに、RC受信機(JMP RX5-2.3)を接続すると、重心位置は合います。しかし、全備重量は20gになり、この状態ではパワー不足で飛行不可能になるわけです。
 当初、340Ωのマグネットアクチュエータは多くの人が使っているものより重たいとは思ったのですが、次のように考えていました。
 Tailless01は30gぐらいの飛行機で、サーボはWESの2.1gサーボを使っています。接合部材込みでサーボ重量は2つで6gぐらいになります。
今回(Tailless03)は目標重量15gなので、Tailless01の半分になります。今回のマグネットアクチュエータがTailless01サーボ重量の半分である3gならバランス的には特別重たいとは言えない。
と考えていました。
しかし、Tailless01のサーボはノーズに搭載されていますが、Tailless03のマグネットアクチュエータは翼端(後ろ)に搭載することになるわけだから、テールヘビーになってしまうのです。モーターユニットをノーズに持ってきてなんとか改善できないかトライしましたが、3gのマグネットアクチュエータは許容しませんでした。

2 件のコメント:

  1. Shinichi Kurita2003年7月9日 19:27

    第三者として客観的に今回の製作を拝見していると、2つの疑問点を感じます。
    1.現在開発中のメカと機体との関係を、最初から想定して両者を開発してきていないので、たまたまバランスしていないとしか思えない。
    ��別のメカとコイルであれば軽量でバランスできるものもある/例えば私のRFFS100と自作コイル60Ωであれば2g+0.3g×2=2.6gで済む)
    2.マグネットアクチュエータには2種類の使い方があり、リンケージを介した使用方法であれば、あと2gくらい増えても搭載位置を前方に移動できるのではないか?
    生意気ですが、このように考えました。
    当然、師匠は代替案をお持ちとは思いますが。

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  2. Shinichi Kuritaさんの感じた疑問点。師匠から見て、「結構判ってきた」面と「まだまだ解ってない」面がありますね。
    ��.これは、イメージ通り「最初から想定して両者を開発してきていない」分けだから、当然の結果とも言えますね。メカをRFFS100とKurita自作マグネットアクチュエータを選択すれば、Tailless03-01は飛行すると思います。
    ただし、この製作が無駄なトライだと感じていたとすると、「研究開発」が分かっていないことになります。
     私の「研究開発」のイメージをちょっとだけ紹介します。
     「研究開発」とは、「製品開発」が開始可能なまで、テクノロジーを向上させることです。
    例えば、今回がマグネットアクチュエータリーモートコントロール飛行機の製品を開発しているなら、メカと機体との関係を、最初から想定して両者を開発していないこと自体がNGです。
    しかも、私はマグネットアクチュエータメカは、まだ手探り状態で製品開発できるほどのテクノロジーはありませんので、「マグネットアクチュエータリーモートコントロール飛行機の製品開発」を私がやるのはミスキャストになるわけです。
     今回は、マグネットアクチュエータ、受信回路、ESC回路、アクチュエータドライバー、軽量リビングルームフライ機、軽量無尾翼機を同時に研究開発しています。機体にはメカがないとテストできない分けで、その関係にはコンセンサスの取りようがないのが現状です。
    ��.まだまだ分かってませんね。
    今回のようなトルクの小さいアクチュエータをリンケージ方式にしてまともに動作するにはかなりのケアが必要です。このトルクだと解がないかもしれません。少なくとも私はリンケージ方式にはトライする気はありません。
    代替案としては、機体を無尾翼は一旦あきらめ、LivingRoomFly04-02に搭載すれば飛行すると思いますが、試す価値がないのでやる気はありません。
     ただし、メカ(マグネットアクチュエータ以外)のテストはこの機体で行います。
    代替案1.コイルの巻き数を減らし、マグネットを小さいものに変えて、マグネットアクチュエータを軽量化する。ただし、これだとトルクが小さ過ぎて解が無い可能性があります。
    代替案2.「代替案1」で作成したマグネットアクチュエータでもトルクが出る回路を作成する。
    ドライバー用にDC-DCコンバータやアンプを入れた回路を開発する。

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