2004年11月10日水曜日

ピーナッツスケール 3機 比較

最近、私は自分を含めた3人がそれぞれ作成したピーナッツスケール機を操縦する経験をしました。
Gee Bee R1 シェル製作:原田さん 製作:栗田さん
micro TEXANシェル含め製作:鳥羽さん
Found 製作:鈴木
��機ともピーナッツスケールなので、スパンは同じです。しかし、それぞれ特長を持った飛びを見せてくれました。そこで、その違いを数値データーを含め分析してみました。

スペック
Gee Bee R1

全備重量:40g スパン:330mm 翼面積:1.3dm2 翼面荷重:30.8g/dm2 飛行速度:7.0m/s(計算値)
モーター:M20HV 4.2:1 プロペラ:GUNTHER125x110 バッテリー:2セル

micro TEXAN

全備重量:25g スパン:330mm 翼面積:1.6dm2 翼面荷重:15.6g/dm2 飛行速度:5.1m/s(計算値)
モーターユニット:KP-00(M20LV 2.67:1) プロペラ:GWS EP-3030 バッテリー:1セル

Found

全備重量:22g スパン:330mm 翼面積:1.5dm2 翼面荷重:14.7g/dm2 飛行速度:4.8m/s(計算値)
モーターユニット:E-Chaegers(M20LV 2.67:1) プロペラ:U-80 バッテリー:1セル


特長
「Gee Bee R1」は、ラダー操舵する為に実機よりも上反角を大きくしています。機体が大きいので重量が大きくなる分モーターユニットを2セル対応にしてパワーアップしています。
「Gee Bee R1」と「micro TEXAN」はどちらも低翼ですが、重心位置はなるべく下になるようにメカ搭載に工夫がなされています。
「micro TEXAN」のみエルロン操舵となっています。
旋回性能
舵の効きは3機とも良好で、外乱などで機体姿勢が乱れた時でも十分リカバーできます。
旋回性能は3機とも十分で、F西多摩体育館での八の字飛行が可能です。
飛行速度は、「Gee Bee R1」が他の2機に比べ1.4倍と早いのですが、舵の効き、旋回性能どちらも満たしているので、特別飛ばしづらいことはありませんでした。
ロール安定
「Gee Bee R1」と「Found」は良好です。ただし、「Found」には右旋回時の巻き込みがあるので、右旋回時のロール安定は「micro TEXAN」と同じ印象になります。
「Gee Bee R1」はまだ調整が完了してなくて、右旋回の検証が終了してません。しかし、トルクが大きいモーターユニットを使用しているので、右旋回時の巻き込みは厳しくなることが予想されます。

2004年11月9日火曜日

鳥羽さんの「micro TEXAN」 操縦

鳥羽さんのmicro TEXANを操縦させてもらいました。
低翼のピーナッツスケールは初体験なので、他との比較ができませんが、ロール制御が難しいと感じました。
高翼のFoundは製作飛行経験があります。この飛行機はE-Chargersモーターユニットを搭載したバージョンで、多少翼面荷重が小さめですが、飛行速度はmicro TEXANとほとんど同じです。このFoundは、体育館で問題なく飛行できます。ただし、右旋回時は、トルクによる巻き込みがあるので、右旋回時にはロール制御に気をつけなければなりません。
しかし、micro TEXANは、常にロール制御に気を取られている感じです。その分、体育館が狭く思えました。
舵の効きは丁度良いと思います。八の字飛行の為、左旋回から右旋回に切り替える時は、大きくスティックを倒す必要があったので、これ以上舵の効きを小さくすると体育館での飛行に支障がでると思います。
ですから、ロール制御が難しいのは舵が敏感なのではなく、ロール安定が小さいのが原因と思われます。上反角が小さい低翼飛行機の宿命と言っても良いかもしれません。
しかも、ピーナッツサイズのスパンなので、ロール慣性が小さく、動きが機敏になっているのがこの状況を増幅していると思われます。

2004年11月8日月曜日

第38横田スローフライヤークラブ飛行会

第38横田スローフライヤークラブ飛行会に参加しました。
1. T-6 TEXAN Scale04-02のテスト飛行
2. FunFly05-05のテスト飛行
を行いました。

1. T-6 TEXAN Scale04-02のテスト飛行
今回も直線飛行まででした。エルロンが改善されて、舵に追随して飛行機が動くようになってきましたが、調整完了にはいたりませんでした。胴体は0.5mmスチレンペーパーで作成されているのです。これが度重なるクラッシュで剛性がなくなってきたので、テストを中止しました。
鳥羽さんのT-6の調整が終了しつつあるので、主翼、胴体友、鳥羽さんの構造で再度作成し直すつもりです。
2. FunFly05-05のテスト飛行
��セル使用にして、満充電時には推力重量比が1を超えるほどのパワーになりましたが、トルクによる巻き込みは制御できる範囲であることがわかりました。アクロ飛行の練習は、飛行速度が速くて、この体育館ではうまくできませんでした。
通常飛行機のアクロ練習は、八の字飛行から、宙返り、ロール、背面、トルクロールとステップを踏むと思われます。これを行うには、もっと広い飛行場所か、もっと軽い飛行機で行うしかないと考えられます。
ここで、最近のファンフライ機の練習は、通常の飛行(八の字飛行)をマスターした後、すぐホバリング飛行の練習からスタートすると思われます。
今後はこの方向からアクロ飛行の練習をやってみるつもりです。
今のFunFly05-05よりすこし大きめのホバリング飛行可能なパワーの飛行機を製作してみるつもりです。

2004年11月7日日曜日

FunFly05を2セルに改造

第36横田スローフライヤークラブ飛行会でM20LVモーターで1セルを使って飛行させましたが、トルクによる巻き込みは気になりませんでした。そこで、今回は2セルのモーターユニットを搭載することにしました。
全備重量:27.8g(M20HV 3.75:1 GWS5030 Kokam145mAh x2)

モーターユニットは2種類用意しました。
��.M20HV 3.75:1 GWS5030
M20高電圧タイプのモーター(秋葉のジャンクモーター)を使ったもの

��.N20HV 3:1 GWS5030
N20高電圧タイプのモーター(ステルスB2のモーター)をつかったもの

2004年11月1日月曜日

胴体同軸プッシャー用 ブラシレスモーター ベンチテスト

胴体同軸プッシャー用 ブラシレスモーター のベンチテストを行いました。

GWS EP-5030 と EP-6050 のブレードを使って、ピッチを調整できるように改造したプロペラでテストをしました。
バッテリーはLi-Poly 340mAh 2cell を使用しています。
結果はプロペラ(EP-5030改)を使えば、E-Tec 250mAhが可能と思われます。50gぐらいのFunFlyにトライできそうです。

胴体同軸プッシャー用 ブラシレスモーター完成(Brushless02)

自作ブラシレスクラブ(鳥居さん)のブラシレスモーターパーツを使って、胴体同軸プッシャー用 ブラシレスモーターを作成しました。
モーター重量:13.8g

内径φ5mmの軽量ベアリングを使って、アウターローター部分を回す方式でブラシレスモーターを作成しました。
つまり、胴体にφ4又はφ5mmのカーボンパイプを使えば、胴体中央に同軸でプロペラが回転する飛行機が作れます。この形式なら、ノーズにプロペラが回る方式より、安全性が高くなるのです。出力が10w近くあるモーターユニットを装着した飛行機も問題なく体育館で飛行できると考えました。

モータースペック
重量:13.8g
ブレイド枚数 9枚
ステイター直径 20.3mm
ステイター内径 8.3mm
ステイター厚み  3.0mm
缶ステイター部分内径:24.0mm
φ0.3mmエナメル線、30ターン
ネオジム磁石5x5x1mm 12個
パーツ写真