2012年2月25日土曜日

138倍 発泡スチロール ゲット

石井氏も注目している高倍率発泡スチロール」ゲットしてみました。

・発泡スチロール専用接着剤 1チューブ
・発泡スチロールペーパーの超超軽量グレード
  ④A4(296×210mm) ×超薄切り(0,5mm程度)  30枚
・超超軽量グレード420×600(A2)×8mm   10枚
ペーパーは重量を実測してみると、0.7g
メーカーホームページの計算値:0.24g
ショップ担当者によると、「手作業なので品質にむらがある」と言うことです。
0.5mmは技術的に厳しいのかも、0.8mmを再度注文するか検討しています。
8mm板の重量は15.3gで計算値とほぼ一致しました。

2012年2月21日火曜日

第127回F西多摩体育館飛行会

参加者:須田、山崎、鈴木
3D-FOを垂直上昇機に改造してみました。


2mmのカーボンロッドを後部に追加して、垂直に立てても、動翼が干渉しないようにしました。

これで、操縦がうまければ、垂直離着陸機(VTOL)になるわけです。

2012年2月11日土曜日

かもめ 開発スタート

現在、羽ばたき効率を上げるためのギヤーボックス作成中。尾羽のテストは始められない状態でした。ここで、救世主登場。
栗田さんが尾羽のテストを引き受けてくれたのです。


尾羽のテストは、鳥型グライダーで行うのですが、ベースとなる鳥を選ばなければなりません。
先人達を見ると、色々やって結局透明な垂直尾翼を付けたり、V尾翼にしたり、とうまくいってないようです。
少数の成功者には、横操舵にドラッグを使ったパターンか、後退角無尾翼方式にしているようです。
ドラッグを使いこなすのは難しいので、後退角に注目しました。
鳥は通常飛行している時は、尾羽を傾けて横操舵をしています。しかし、高速クルージング飛行をしている時、翼の先端(第一風切り羽)を後に傾け、尾羽をたたみ、後退角無尾翼のように飛んでいる時があります。
この飛び方をするのは、「かもめ」と「ハヤブサ」です。
栗田さんが見つけてきたPlanは、かもめで後退角を大きめにデフォルメしたものです。
しかし、このプランには、「Tiplets」(翼端板)が付いていました。
何とか、翼端板なしでいけないか、小型模型を作ってテストしてみました。
指定の重心位置がどうかをMAC(空力平均翼弦)計算して、何%に設定しているか調べてみました。
すると、MACの12%。無尾翼としても、前気味の設定です。RCでリッジソアリングする人で前気味の重心位置を好む人がいますが、尾翼を有効に使わないこの設定には別な理由があると思われます。
ここからは私の想像ですが、当初かもめと同じ後退角にしてテストしたのですが、垂直尾翼なしでは、飛行が安定しない。そこで、かもめの肩の関節を後に回すかたちで後退角をつけていったのではないでしょうか。すると、後退角を大きくすると、重心位置も後にずらさないと適正ピッチ安定にはなりません。しかし、重心を後にずらすと、胴体の垂直面積が前面の方が大きくなり横不安定になります。垂直尾翼がなくても横安定を取りたくて、翼を後退させたのに目的が達成できません。色々試行錯誤した結果が「MAC12%+Tiplets」なのではないでしょうか。
小型模型は、翼のみプランどおり重心位置の無尾翼飛行実験とかもめ飛行実験を行い。
次に、MAC23%重心位置での無尾翼飛行実験と翼を前へずらしたかもめ飛行実験を行いました。
プランどおり重心位置の無尾翼飛行実験

プランどおり重心位置のかもめ飛行実験

MAC23%重心位置での無尾翼飛行実験

MAC23%重心位置で翼を前へずらしたかもめ飛行実験

翼と胴体の位置がわかるように、プランの上に胴体の型紙をずらした位置に置いています。