2013年1月31日木曜日

羽ばたき用モーターユニット解析 その4

栗田さんにベンチテストしてもらった。
小型モーター(AP02-7000kv、AP03-4000kv、AP03-7000kv、hexTronik 2g 7700kv)
羽ばたきモーターユニットに使う場合を考えてみました。


静止推力装置での計測結果ではうまく計算できないので、Emeter IIと私の計測したEmeter 1の結果を解析しました。
モーターのトルクと回転数は1次関数の関係にあるので、この2点を結んで、最大パワーとその回転数を求めました。
AP02-7000kv
 最大パワー:0.7w
 回転数:7000r.p.m
AP03-4000kv
 最大パワー:1.0w
 回転数:7500r.p.m
AP03-7000kv
 最大パワー:1.4w
 回転数:11000r.p.m
hexTronik 2g 7700kv
 最大パワー:1.2w
 回転数:16500r.p.m
UNA3_TB30 と同じ空力特性だと仮定した場合のこれらのパワーで飛行できる重量での羽ばたき周波数と、その時のギヤー比を求めた。
AP02-7000kv
 体重:42g
 羽ばたき周波数:3.7Hz
 ギヤー比:32
AP03-4000kv
 体重:54g
 羽ばたき周波数:4.2Hz
 ギヤー比:30
AP03-7000kv
 体重:67g
 羽ばたき周波数:4.6Hz
 ギヤー比:40
hexTronik 2g 7700kv
 このモーターはUNA3-TB30に搭載されているモーターです。
 体重:60g
 羽ばたき周波数:4.4Hz
 ギヤー比:63

2013年1月30日水曜日

hexTronikD1000 ベンチテスト 2

佐渡で1セル小型モーターのベンチテストを行うことになりました。そこで、テスト環境の比較もできるので、同じモータープロペラでのベンチテストをしました。


モーター:hexTronikD1000
ショップスペック
 重量:2g KV値:7700rpm/V
アンプ:TGY DP3A 1S BL-ESC
バッテリー:Hyperion 25-45C放電 LG325 3.7V 120mAh

プロペラ:U-80
このプロペラは定数がないので、静止推力はありません。

プロペラ:GWS5030

プロペラ:GWS6030
このアンプでは、手でアシストしないと始動できない状況でした。




2013年1月16日水曜日

第136回F西多摩体育館飛行会

参加者:須田、山崎
見学者:鈴木
体調不良! 今日は見学してました。












アクロ練習飛行

2013年1月12日土曜日

羽ばたき用モーターユニット解析 その3

小型モーターの1セルベンチテスト結果から羽ばたきモーターユニットに使う場合を考えてみました。


トルク測定されているプロペラ(GWS5030,GWS6030)でのベンチテスト結果から、トルクと回転数の2点が解る。モーターのトルクと回転数は1次関数の関係にあるので、この2点を結んで、最大パワーとその回転数が求められる。
AP05 3000kv
 最大パワー:1.8w
 回転数:5800r.p.m
EM-1304 2250kv
 最大パワー:1.48w
 回転数:4500r.p.m
HXM1400-2000
 最大パワー:1.7w
 回転数:5000r.p.m
次にUNA3_TB30 と同じ空力特性だと仮定した場合のこれらのパワーで飛行できる重量での羽ばたき周波数と、その時のギヤー比を求めた。
AP05 3000kv
 体重:80g
 羽ばたき周波数:5.1Hz
 ギヤー比:19
EM-1304 2250kv
 体重:70g
 羽ばたき周波数:4.7Hz
 ギヤー比:16
HXM1400-2000
 体重:77g
 羽ばたき周波数:5.0Hz
 ギヤー比:17
ギヤーユニット(モジュール変更or厚いものに変更)や、翼補強による重量増加しても重量的には余裕が持てそうです。

2013年1月11日金曜日

HXM1400-2000 ベンチテスト

羽ばたき用モーターユニット解析 その1で1セルベンチテストしてなかった小型モーター(HXM1400-2000)をテストしました。
ショップスペック
 重量:5g KV値:2000rpm/V


アンプ:TGY DP3A 1S BL-ESC
バッテリー:Hyperion 25-45C放電 LG325 3.7V 120mAh




プロペラ:GWS5030
























プロペラ:GWS6030


EM-1304 2250kv ベンチテスト

羽ばたき用モーターユニット解析 その1で1セルベンチテストしてなかった小型モーター(EM-1304 2250kv)をテストしました。
ショップスペック
 重量:6.4g KV値:2250rpm/V


アンプ:TGY DP3A 1S BL-ESC
バッテリー:Hyperion 25-45C放電 LG325 3.7V 120mAh




プロペラ:GWS5030
























プロペラ:GWS6030


AP05_3000kv ベンチテスト

羽ばたき用モーターユニット解析 その1で1セルベンチテストしてなかった小型モーター(AP05_3000kv)をテストしました。
ショップスペック
 重量:5.4g KV値:3000rpm/V


このモーターは、UNA3_TB30で使っていたアンプ(TGY DP3A 1S BL-ESC画像左)では手でアシストしないとうまく始動できません。そこで、今回のベンチテストではMicro Invent社のアンプ(画像右)を使っています。
アンプ:MBC4
バッテリー:Hyperion 25-45C放電 LG325 3.7V 120mAh






プロペラ:GWS5030
























プロペラ:GWS6030


2013年1月4日金曜日

ガル羽ばたき 解析

昨年の暮れ見学したHiroさん試作二号機を解析してみました。


試作二号機 スペック
 翼開長:1363mm
 翼面積:27.6dm2
 体重:166g
 翼面荷重:6.0g/dm2
 水平尾翼面積:3.4dm2
 テールモーメントアーム:249mm
 重心位置:前縁から100mm
まず、後方限界重心位置を計算してみると、MAC27.6%(前縁から55.8mm)。
計算上この重心位置だと安定が負となってしまう。私の計算はテールモーメントアームの長い、グライダーで長年使った実績のある式です。しかし、今回は主翼のすぐ後ろにアスペクト比が小さい尾翼があり、しかも羽ばたき飛行している。尾翼面積を写真から求めて正確性に欠けるが、差が大きすぎる。そういえば、としちゃんTB30では、ずいぶん大きく重心を動かしていたので、羽ばたきにはこの式が使えない可能性があります。
羽ばたき周波数
エルロン連動ありとなしを横からと後ろからの計4ケースのコマ取りしてみました。
エルロン連動あり

羽ばたき周波数:2.7Hz
羽ばたき下げ時間比率:0.63
モーターの回転数:11876r.p.m










後ろ
羽ばたき周波数:3.0Hz
羽ばたき下げ時間比率:0.7
モーターの回転数:13064r.p.m









エルロン連動なし

羽ばたき周波数:3.0Hz
羽ばたき下げ時間比率:0.7
モーターの回転数:13064r.p.m









後ろ
羽ばたき周波数:3.3Hz
羽ばたき下げ時間比率:0.78
モーターの回転数:14515r.p.m









1回目飛行が連動ありで2回目飛行が連動なしで、その間にバッテリー交換をしたのと、
後ろショットはランチ直後なので、羽ばたき周波数の幅(2.7〜3.3Hz)が出ていると思われる。
ガル運動のリンク比を工夫して、羽ばたき上げる時にガルになるようにしている。
このことが、羽ばたき効率を上げ、羽ばたき上げ時間を短縮している(羽ばたき下げ時間比率が大きくなっている)と思われる。
エルロンの連動とは、羽ばたき下げる時に両翼端を捻り下げ、羽ばたき上げる時に捻り上げる動作を入れていることです。
しかし、後ろショットの3番目を見ても、あまり大きく違いが認められないので、もっと捻り動作を大きくしないと、効果がでないと思われる。
飛行時、モーターの軸出力は6wぐらいは出ていると想像できる。
しかし、モーター(enPower1804-2700)のベンチテストデータがないので、飛行時の回転数でこのモーターの効率が良いかどうかは判断できません。